放射線取扱主任者
どんな資格?
放射線取扱主任者とは、農業、工業、医療、理学など幅広い分野で利用されている放射線同位元素や放射線発生装置を取り扱う場合に、放射線障害の防止等について監督を行う放射線取扱についてのプロフェッショナルとなる国家資格です。
放射線は一歩間違えれば、人間や環境に大きな悪影響を及ぼす危険物でもある為、放射線障害防止法に基づき、放射線を取り扱う事業所などでは、1事業所又は法人につき1名以上の放射線取扱主任者を選任し、監督を行わせることなどが規程されています。
放射線取扱主任者には第1種と第2種、講習のみで取得できる第3種がありますが、放射線取扱主任者になるには、第1種と第2種の場合、国家試験である放射線取扱主任者試験に合格し、文部科学大臣の登録を受けた登録資格講習機関の行う講習を修了する必要があります。
資格種類
国家資格
合格率
【第一種】:約26%
【第二種】:約16%
受験資格
【第一種・第二種】:特になし
【第三種】:18歳以上の者
試験内容
【第一種】
1:物理学、化学及び生物学のうち放射線に関するもの
2:物理学のうち放射線に関するもの 3:化学のうち放射線に関するもの
4:放射性同位元素及び放射線発生装置による放射線障害の防止に関する管理技術並びに放射線の測定に関する技術
5:生物学のうち放射線に関するもの
6:放射性同位元素及び放射線発生装置による放射線障害の防止に関する法令
【第二種】
1:放射性同位元素による放射線障害の防止に関する管理技術(放射線の測定に関する技術並びに物理学、化学及び生物学のうち放射線に関するものを含む。)Ⅰ
2:放射性同位元素による放射線障害の防止に関する管理技術(放射線の測定に関する技術並びに物理学、化学及び生物学のうち放射線に関するものを含む。)Ⅱ
3:放射性同位元素による放射線障害の防止に関する法令
【第三種】:講習
試験日
【第一種・第二種(試験)】8月
【第三種(講習)】:5月、6月、7月、9月、10月、11月、1月、3月
試験地
【第一種・第二種】:札幌、東京、大阪、仙台、名古屋、福岡
【第三種】:東京、大阪、青森、愛知、福岡
申し込み先・申し込み方法
(財)原子力安全技術センター 放射線安全事業部安全業務部主任者試験Gr.
http://www.nustec.or.jp/
〒112-8604 東京都文京区白山5-1-3-101
℡03(3814)7100
受験料
【第一種】:13,900円
【第二種】:9,900円
【第三種(講習費用)】:110,600円