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衛生工学衛生管理者の実態調査

取得後の将来性、平均年収、給料、給料以外の特典


将来性

 衛生工学衛生管理者は、従業員500人以上の事業場で有害ガスや粉塵を発散する作業場等での業務の他、一定の有害業務に常時30人以上の作業員を従事させる場合は、労働安全衛生法などに基づき、衛生工学衛生管理者を置く義務がありますので、資格取得は就職にも有利になります。将来的にいらなくなる資格でもないので、取得条件を満たす人は取っておいても損はしないでしょう。

平均年収や給料

 衛生工学衛生管理者の平均年収データは収集できていませんが、有害ガスや粉塵などを発散させる作業場や熱処理工場などで働く人が大部分と考えられますので、そこから類推できます。平均年収データ取得が容易な熱処理施設を有する鉄鋼業界などでは、平均年収は600万円~700万円前後となっています。
 また、粉塵等の作業を行う可能性の高い建設業界では平均年収は企業規模などにもよりますが、500万円~700万円となっており、それなりの給料収入が見込めそうです。

給料以外の特典

 衛生工学衛生管理者は、やはり試験ではなく講習で取れるというのが最大の魅力のひとつです。また、企業にとって法的に設置が義務付けられている資格でもあり、リストラ等の対象にはなりにくいという利点もあります。

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